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大野勝彦美術館が熊本地震で被災 継続できる? [地震]

阿蘇にある大野勝彦さんの美術館も
今回の熊本地震で打撃を受けているんですね。


昨日、
大野勝彦さんの美術館が再開できるように応援しよう
というメッセージが私の元にも届きました。



大野勝彦さんとの出会いはもう25年前。

事故で両手をなくされ退院間もなくのころ。



入院中に義手で絵や文字を気持ちに合わせて描くことを始められ
初の講演依頼を受けられた、という時期でした。


両手があったそれまでの人生とは一変してしまったその時、
その後のご自分を思われてつらかったことだろうと思います。

そのつらさを想像してみても
私の想像以上の物だろうと…。



けれど、両手を失くした後の大野勝彦さんが進み始めた道は
希望いっぱいで充実のようです。


不便なこともユーモアたっぷりに話され
笑いを誘われます。


五体満足な立場の身が、いつも何かに不満を言って…
そんな自分が恥ずかしくなるくらい。



大野勝彦さんが描かれる絵や添えられた言葉は
深く心に入り込みます。


美術館の中の一つ一つの作品と出会っていると
自然に涙がこぼれるのです。


それは親への懺悔の気持ちだったり
感謝の気持ちだったり
反省させられることしきりです。



そうやって心を洗える場所。

それが大野勝彦美術館です。



我が家自体も被災してしまい
他のところに広く目を向けることができなかったので

大野勝彦さんの美術館も開館できないほどになっていることを
知りませんでした。


私が今年大野勝彦美術館を訪れたのは3月半ば。

それまでと変わりない大野さん、
いえ、それまで以上に茶目っ気たっぷりの大野さんと
お話して楽しいひと時でした。

また来ますから、と余韻を残して。


なのに1か月後は地震。



大野勝彦さんの絵や言葉に感動している方々が
大野勝彦美術館を再建してほしいと声をあげていらっしゃいます。



私も微力ながらここで応援させてもらうつもりです。


今、美術館へ足を運ぶことはできませんが
大野勝彦さんが描かれた詩画集を読むことはできます。


ぜひ、読んでみてください。




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